シネマ歌舞伎を初体験『阿弖流為』市川染五郎中村勘九郎中村七之助感激！！！

こんばんは！

先日人生で初めて体験してきたんです！！！何を⁉とお思いですよね…

そうです、人生初のシネマ歌舞伎です！！！要は歌舞伎を映画館で見てしまおうという斬新なものです。歌舞伎の舞台公演をHD高性能カメラで撮影しスクリーン上映するという松竹が力を入れている新しい上映方法です。

劇場で生の歌舞伎を観ているかのような感覚を再現することを目指し、2003年より開発に着手し、2005年に第1作『野田版　鼠小僧』が公開,

これまでに20作品以上にも及ぶ作品を公開しているそうです。

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上映劇場は全国津々浦々…様々な劇場でシネマ歌舞伎を観ることができます。

東京では上の写真にある通り、東銀座の東劇を筆頭にMOVIX亀有、昭島、109シネマズ二子玉川などでこのシネマ歌舞伎は観ることができ、東京では1月6日まで「阿弖流為」（アテルイ）「人情噺　文七元結」そして1月7日からは坂東玉三郎の代表作「阿古屋」が始まります！

そして今回私が初めてのシネマ歌舞伎で見たのは…劇団☆新感線の、いのうえひでのりと中島かずきのタッグが、満を持して初めて歌舞伎に挑んだ歌舞伎NEXT「阿弖流為」です。

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主役は劇団☆新感線の舞台でも主演を演じた市川染五郎さんが引き続き阿弖流為を演じており、その阿弖流為と対峙し戦う大和朝廷の武人、坂上田村麻呂に六代目中村勘九郎さん。阿弖流為と同じ蝦夷の民、鈴鹿と盗賊の立烏帽子役をを二代目中村七之助が演じています。

古き時代、北の大地に住む蝦夷は国家統一を目論む大和朝廷に攻め込まれていた。かつて一族の神に背き追放された阿弖流為が祟りにより引き裂かれていた恋人の鈴鹿と運命の再会を果たし鈴鹿を連れてともに蝦夷へと戻り、大和朝廷と戦っていきます、しかし、田村麻呂との出会いによりお互いにお互いを信頼するようになり和睦という道もありながら、見方からの裏切りなどにより二人はすれ違う道を進まなければいけないのである。

さて、この阿弖流為…やはり劇団の作家と演出家がタッグを組んだという事でかなり異色な舞台にはなっていますが、わかりやすくどんでん返しもかなり面白く！！そして何より…中村屋が本当にいい！！もちろん高麗屋の市川染五郎もとってもいいんです。役者としての色気もあり、阿弖流為としての風貌もとっても異国情緒があり、あの濃ゆいお顔にとっても合ってました。

ですが今回の舞台で私が意外や意外とびっくりしたのが坂上田村麻呂を演じた中村勘九郎さんと立烏帽子と鈴鹿を演じた中村七之助さんの素晴らしさです。

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なんて上手なのに技術だけに頼っていない演技力…お兄ちゃんの勘九郎さんは本当に真っすぐな演技をされるんですね。まじめな性格が演技にも出ていると思っていましたがそれが本当に心地よくて男らしい演技がとても似合っていましたね。そして怖いくらいの狂気を見せたのが弟の七之助さんでした。今回七之助さんは蝦夷の民で阿弖流為と恋人同士の鈴鹿と、立烏帽子の盗賊など多様な役を器用に演じ分けていますが役が変わると表情もパタッと変わってしまうんですね。鈴鹿を演じているときの七之助さんは本当に可愛くて愛する男をただ思い続けるような可憐な娘をいじらし感じで演じており、一方の立烏帽子の登場シーンでは顔つきからして怖いのです…！そしてロングスカートをたなびかせての殺陣シーン…かっこいいです！

私は一回しか見れませんでしたが友達は四回も見たそうですよ！！

シネマ歌舞伎は毎月上映している作品が違うのでその都度違う作品に出会うことができるのです。しかも映画だから2100円で見ることができます。

今月7日からは女形ではこの方しか演じることができないという女形屈指の演目坂東玉三郎『阿古屋』です。とってもお手頃な価格で歌舞伎俳優たちの演技を見ることができる…本">当に贅沢なものとなています。演目は色々あるのでお近くに行かれるときは是非お立ち寄りしていただいても楽しめるではないでしょうか。